電力小売自由化について 質問集

11.16講演 わが家に電力自由化がやってくる!への質問集

当日いただいた参加者の質問をご紹介します。時間の都合で講師にすべての質問には回答いただけませんでしたが、次の機会に新たな情報を探り、活かしていきたいと思います。質問くださった参加者の方々に御礼申し上げます。

・九州での再エネ発電は45%、再エネ大国だそうですが、つい最近九電は「買い取りを控える」旨断言しました。こういうことは再エネ発電を勧める国策に反していると思うのですが…。
・日本の電気代は世界一高いと聞いています。「三段階」のような徴収体系は、国民をあざむく手法のように思えてなりません。
・資料13のドイツ“ビッグ4”の誕生ですが、4つの電力供給会社が地域によって分かれていると理解していいのでしょうか。もしそうだとしますと、自由に選択できるけれど地域性があるということになるのでしょうか。
・先ほど船津様はご自宅では100%をめざすというように言われていたと思いますが、東京のエネルギー自給率100%は可能でしょうか。
・三段階料金の比較計算に基本料金は加味されていますか。現在自宅は120kWh以下だけれど、安いとは思えませんが。
・一般電気事業者+経産省の強力な結びつきを断てるのか?
・自由化→価格競争→省エネ促進しない。省エネ・節電のインセンティブ
・「連続講演」今までのvol1と2でどんなこと?今後の予定は? ←こちらは当プロジェクトブログをごらんください
・貴重なお話しありがとうございました。資料48のコミュニティパワーの三原則は電力の自由化・自治と不可分のことと思っています(ex.飯田市の条例)。この辺をもう少し話していただければありがたいです。
電気事業法で、電力会社の「コスト」と「利益」を電気料金ですべてまかなうことになっていることが一番の問題だと思います。電気料金は、使った分を払うという単純な電気代ではないと思います。電力会社の「利益」を保証するために、今の電気料金は徴収されていると思います。そこのところを変えていくことだと思います。質問ではないのですが。
・「小売り自由化」で消費者が電力を自由に選べる→「発送電分離」による競争促進
・再エネを選択した場合、「固定価格買い取り制度」で発電者には一定の保証があるが、消費者にとっての負担は?「高く」ならないか?
・<自由化すると>買う電力に応じて、原子力関連の引当金・処分費や再エネの賦課金はかからなくなるのですか?
・<送配電分離について>今、再生エネの電力の送配を大手電力は拒んでいるが、自由化になったとき、この問題は解消されていくのか?
・<再生エネの電力料金について>今の電力料金より再エネのほうがどれをとっても高くなりますか?
電力自由化で新たな参入小売業者は、FITの適用を受けないほうが宣伝できるので有利なのですか?
・送配電の会社は何社ぐらいできますか?現在の電力大手の子会社として存続するのですか?送配電の会社を選ぶことはできないのですか?
特高受電設備があれば、現在でも新電力の安い電力を変えると聞いたが?
・深夜電力を活用して、安い電気を使うにはどうすればよいか。
・節電には太陽熱や地熱も有効では?
原発のある日本では夜間電力が安い料金体系がありますが、太陽光中心の国では昼間電力が安い料金体系例がありますでしょうか。
・送電と配電の物理的(事業)の違いは何ですか?同じですか?電力自由化になると、一般電気事業者以外で配電を担うことになりますか?
・新電力事業者は、現在、電源開発促進税や使用済み核燃…など資料21ページの付加金は貸されていますか?電力自由化後、それらはどのようになる予測でしょうか?
・資料35について。2016年度に日本で実際にどのようなサービスが始まる可能性が今出ているでしょうか?(お話には欧州の例がありましたが)電話と電気のセット契約(ソフトバンクなど)、ガスと電気のセット契約(東京ガスなど)、車や住宅メーカーが購入時にセット料金など?
・日本で外資が入ってくる可能性は?
・市民電力会社で契約募集しそうな事例があればお教えください。
・地デジ移行のときのように、小売り自由化を政府が積極的に広報するとはあまり思えません。消費者は何を手がかりに選択肢を探せばよいでしょうか?
・資料30、31の「高くてもかまわない」という意見ですが、再エネ電源だけの会社は、試算して一家庭につき月倍額になるとか、何か手がかりは出ていますでしょうか?
・資料36 エネ庁は3段階料金廃止を明示しているのでしょうか?
・電灯線はそのまま使用できるのですか。
・申し込み方法はどうなるのですか。
・資料3 電力システム3段階について。結局値上げのために実施しているだけなのではないか?
・資料5 広域運用について。周波数が相違しているのに、広域化が可能か?家電は50Hzと60Hz、両方対応できるのか?
・資料5 送配電施設について。東電の所有物がなぜ社会インフラとなるのか。管理費・建設費はどうなるのか?
・最新のdataで(東電地域&全国)PPSの販売シェアは?その電源%?電気料金(東電他)比で。
発送電分離を法的分離からスタートする(消費者にとっての)メリットあり?
・東電と中部電力の提携の意味は?予想される効果は?
・市民団体/消費者団体として、明快な表示(コスト内訳含21及び電源54、55、57など)を求める運動を展開すべきです。=手法&提案